e-Taxは便利だけど…

 e-Taxは便利なのですが、一年に一度しか行わないことや、しばしば変更がある事などもあり、操作に迷ってしまうことがあります。今回もやよい会計で作成した確定申告のデータを、国税庁のe-Taxソフト(WEB版)で送信する際に躓いてしまいました。


スポンサーリンク

電子署名ができない

 今年はWin8から順繰りにアップデートして、Win10になった我がマシンが壊れました。修理を待っていたのでは間に合わないので、Win10搭載の新しいパソコンに買い換えたばかりです。最近はパソコンもよく壊れるので、データの入れ替え作業なども慣れてきましたが、e-TaxソフトのWEB版を正常に動かすためには、少しばかりコツが必要でした。これらは説明を読んで、その通りに行えば大丈夫です。でも、大丈夫ではない事態が発生しました。いざ送信という段階になって、電子署名がどうしてもできないのです。さて困りました。

一度成功したものの、二回目ができない

 一度は電子署名を付与して送信できました。その後、とあるデータを入れ忘れていた事に気がつき、再度データを編集して再送信を試みました。ここでトラブル発生。一回目は電子署名の付与ができたのに、二回目はできないのです。仕事柄、パソコン上でいろいろなツールなどを動かしていたこともあり、この手のトラブルには慣れているのですが、国税庁のHPに書いてあるサポートの内容や、その他自分で考えた方法を試してみても、全くダメでした。症状は、最後の最後に電子署名を付与する所で、付与の操作をしてもエラーになってしまうというものです。

再起動、ソフトの再インストール

 考えられる事をいろいろとやってみました。パソコンを再起動して、次に入れるべきソフトをインストールし直してみました。でもダメです。最新のパソコンなのに。カードリーダーを入れ直したり、カードを抜き差ししたりしてみましたが状況に変化はなく、ここではないようでした。

JPKI利用者ソフト

 JPKI利用者ソフトというのがインストールされたので、これで自分の電子署名を確認してみました。データはいいのですが、有効性を調べてみると、有効ではないと出ました。何なのだろうかと、更に考えてみました。

一回目にやったこと

 一回目には送信できたのですが、送信時にエラーが発生しました。電子署名の住基カードの機能をマイナンバーカードに移したので、利用者情報の書き換えが必要だったのです。一回目は、e-Taxソフトの利用者情報の登録、確認、変更、から、電子証明書の更新をして、再送信しました。今回も何かが悪いのだろうと、成功した一回目に習い、データに変更はなかったものの、もう一度電子証明書を開いて更新をしてみました。

電子署名ができた

 電子証明を上書きすると、パソコンは確定申告のデーターに電子署名を付与する動作を行いました。無事にエラーなく、送信できたのです。電子署名が付与できない理由は、今回は電子証明書が更新されていなかったから、ということでした。私の環境や使い方が通常ではないのかと言えば、そんなことはないとは思うのですが、とにかく、電子証明書の「登録、更新」で、内容は変更せず、更新だけをすると、無事に電子署名付きでデータを送信することができたのです。こんな事は、国税庁のHPのどこにも書いてはありませんし、知恵袋や検索エンジンで検索しても出てくることはありませんでした。送信する前の段階で、どうしても電子署名が付けられないという方、是非一度、電子証明書の更新を試してみて下さい。お役に立てれば幸いです。ちなみに私は、弥生会計でデータを作成し、無事に電子署名を付与して送信完了するまで、ほぼ一日かかってしまいました。せっかくの休日、もっともっと他の作業をしたかったのに、時間を取られてしまい、とてももったいなかったと思っています。私と同じ思いをする方が、一人でも少なくなればと思います。ちなみに最後にJPKI利用者ソフトで有効性を調べてみると、有効となっていました。


スポンサーリンク

こちらも読まれています