北陸は富山県のマリーナ内で、生きたダイオウイカが発見されました。マリーナには橋がかかっており、その橋の上から何と、生きて泳いでいるダイオウイカを見ることができたのです。これに驚いた地元ダイビングショップの方が海に入り、沖まで誘導して事なきを得ましたが、その際に生きて泳いでいるダイオウイカの様子が撮影されました。その方いわく、「とても大きくて驚いた」とインタビューに答えていましたが、今まで生きている状態では確認できず、謎の生物とも言われたダイオウイカが、目の前で実際に泳いでいるのですから、これはもう驚きの一言です。

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 背景には地球の温暖化があります。こちらの地域の海水温も例外ではなく、今年の11月は例年に比べ1℃から2℃高めで推移していました。通常なら冬になると気温が下がり、日本海には雲がかかりますが、今年は温暖化の影響でこの雲がそれほどかかっていません。そのことは、水温を引き上げ、さらには日差しを多く海にもたらすという結果となりました。海水温はもとより、要因となった大きな点は日差しが多く差し込んだことです。日差しが差し込むことによって海の中の植物性プランクトンが活性化します。そして、あるものが大量に発生しました。

 この地域はカニ漁が盛んな地域ですが、今年はとあるものに邪魔をされて、漁が大変な被害をもたらしています。そのあるものとは、サルパと呼ばれるものです。サルパは透明な生き物、深海生物で、体長は10から360センチです。東海大学海洋学部、西川淳教授によれば、このサルパはそれ自体に害はなく、存在としては海の中のホヤに近いとのことです。食べると味はせず、少し生臭いにおいがするとのこと。世界中でも研究者は20人ほどしかおらず、未だ未知の生物の一つだそうです。サルパは全世界に分布していますが、このオオサルパは暖かい海に多く生息しています。教授曰く、やはりこの温暖化がサルパを大量発生させた要因だとおっしゃっていました。効果的な駆除の方法はなく、2か月程度の寿命なので、自然になくなるのを待つのが一番なのだそうです。このサルパ、繁殖力が旺盛で成長が早いのも大きな特徴の一つ。爆発的に増えるので、今回は温暖化の影響による、一時的な大量発生だったのかもしれません。

 ダイオウイカは、この大量発生したサルパを捜しに、海の深くからやってきたのでしょうか。世界には温暖化による様々な気象現象が記録されていますが、私たちも地球温暖化を食い止めるべく、個人個人のレベルでできることを、少しずつでもいいのではじめなさい、という、海からの警告なのかもしれません。

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