トリプル台風9号 10号 11号は太平洋高気圧の影響を受け、梅雨明けから夏の天気に影響を与えそうです。精度が良いとされ気象庁よりも長いスパンで予報が出ているヨーロッパ中期予報センターの予報も参考に、今後の日本の天気を予想してみます。

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台風は太平洋高気圧のへりを進む

 これまでの過去、日本に近づいてきた台風の進路を思い出してみて下さい。発生後、最短距離で日本に近づいてきた台風はあまりありません。殆どはカーブを描きながら近づいてきます。これは、台風は高気圧の端を進むためです。今回発生している台風9号と11号は、太平洋高気圧の縁を進み、やがて日本に近づいてきます。気象庁の予想では来週の9日あたりから、日本に台風の直接の影響が出る可能性があります。

複数台風の動きが複雑になる可能性あり

 台風は複数個発生すると、通常とは違うイレギュラーな動きをする場合があります。その動きは大きく分けて3つのタイプに分類されます。1) 離反型 二つの台風は磁石のようにお互い近づいた後に離れる 2) 指向型 陸上競技のハンマー投げのように一方が中心になり、もう一方が振り回される形となる 3) 追従型 一方の動きの後にもう一方が追従する

ヨーロッパ中期予報センター

 日本の気象庁の台風進路予想は3日後までであるのに対して、ヨーロッパの中期予報センターの台風情報はかなり先まで予報されています。ヨーロッパ中期予報センターは、その高い精度を誇るコンピューターによって今回のトリプル台風の動きを予想しています。あくまでも予想の中の一つのデータですが、こちらでご紹介したいと思います。大まかに言うなら、「太平洋高気圧の縁をすすむ」「出会った台風が複数台風の動きをする」この二つの動きの組み合わせです。

9日から11日にかけて

 エルニーニョの影響で高い水温の海域を、台風9号が力を蓄えながら進みます。太平洋高気圧のへりを進んだ後に10号とぶつかる形になり、9号は日本向けに向きを変えます。9号と同じような進路で11号が追従し、9号と11号が9日(木)から11日(土)にかけて日本に影響を及ぼす可能性があります。

予報以外の注意点

 台風は本来夏過ぎに多く発生しますが、今回は7月、しかも梅雨が明ける前の梅雨前線が停滞した状態で発生しています。強雨風やうねりといった直接の形で影響を及ぼす以外にも、梅雨前線に湿った空気を送り込み、梅雨前線を強くしてしまうことも充分に考えられます。日本はこれまでにかなりの雨が降っており、地盤はかなりの雨を含んでいます。豪雨による土砂崩れや河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。気象庁や市町村の発する情報、台風情報には常に注意を払い、必要であれば指示に従い、即行動するようにして下さい。

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