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電車だけで起こるパニック障害
電車は、その気になって観察してみると、いろいろと特殊な環境が揃っています。よく言われるのが通勤ラッシュの満員電車の状況ですが、それだけではありません。
特に都市部の電車網は、細かな日本人のニーズを満たすべく、日本ならではの発達を遂げています。各駅停車からはじまって、大きな駅にしか止まらない特急、急行など、人々を早く、大量に、しかも正確に、目的地へ運ぶ目的から、様々な種類の電車が走っています。
特急列車は、小さな駅を飛ばして進みます。場合によっては、停車駅から停車駅まで、何十分も停車せずに走り続ける事もあります。この、「降りることが出来ない」という状況からくる不安が引き金となって、電車に乗ることができない、電車に乗っても胸がどきどきしてしまう、顔がほてる、原因不明の発汗が起こる、気持ち悪くなる、というような体調不良を起こしてしまう方がいらっしゃいます。
朝の通勤ラッシュ時は、普段当たり前に思っている方が多いですが、外部から観察するなら、かなり特別な環境です。身体同士がくっつき、顔と顔がすぐ近くにあるという状況は、どう考えても普通ではありません。
また、電車の中はとても静かで、言うまでもなく限られた、閉鎖された空間です。私たち日本人は、この状況で静かにしているのが普通ですが、ちょっと違った環境から見るなら、かなり異質です。適応出来ない人がいても、全く不思議ではありません。
なりやすい人
この、電車に乗ると身体が過敏に反応してしまう症状は、パニック障害と呼ばれています。繊細な人、敏感な人に起こりやすい症状で、ストレス性の不安症や神経症、心の病気とは「区別されています」。インターネット上の情報によると、100人に1人とか、100人に3人とかの割合で発症するとも言われていますので、決して珍しい症状ではありません。
命に関わるものではない
パニック障害は、気持ちが悪くなったり、発汗が活発になったり、胸がどきどきしてしまったりと、内蔵が関係する、かなり病的な症状となりますので、救急搬送されたり、病院へ駆け込む事も多くあるでしょう。パニック障害の特徴として、仮に病院で精密検査をしても、臓器に病気の症状は見つからず、時間の経過と共に、症状が治まってしまうのが特徴です。
適切な治療を受ければ治るのか?
この電車で起こるパニック障害は、適切な治療を受ければ、徐々に改善すると言われています。しかし、風邪のように薬を飲んで、安静にしていれば治るというような単純なものではありません。その人の生い立ちや性格、考え方、現在の状況などをしっかりとヒアリングし、考慮しながら、最も適切な治療法を見つけるのは、実はかなり大変なのです。あなたもこの事でお悩みなのですよね。
また、今まで経験したことのない、診療内科、精神科医を受診する事にためらいを感じている方も多いことでしょう。どんな先生なのか、どのような治療法が施されるのか、薬は危なくないのか、などなど、不安は尽きません。
精神科医の選び方
参考までに、簡単な精神科医の選び方をご紹介します。手っ取り早いのは、ホームページを見てみることです。ホームページには、先生の写真や、その病院の治療方針などが事細かに記載されていますので、文章を読んで判断する事ができます。
今は精神科医も競争の時代になっています。仮に通うことになった場合には、アクセスや予約の取りやすさなども重要になってきます。これらも合わせて、口コミなどをチェックすることで、ある程度の目星をつけることができます。
簡単な対策
とても簡単なものですが、一度試してみて下さい。まず、電車内はかなり蒸し暑くなりますので、扇子や団扇などを常に持ち歩き、暑さを感じたらすぐに仰ぐようにしてみて下さい。難しい場合もあるかもしれませんが、電車の窓を開けて外の空気を入れるのも一つの方法です。鉄道会社によってはアナウンスしてくれる場合もあるようですね。その際はためらうことなく、窓を開けて空気の入れ換えをしましょう。また、電車内でおとなしくしていると、また起こってしまうんじゃないか?という不安が起きてしまいます。お気に入りの動画を見るなり、ニュースを読むなどして、気分の転換を図ってみて下さい。
大切なことは、他人の目を気にせずに、堂々と行うことです。はじめは難しいかもしれませんが、チャレンジする価値はあると思います。
また、状況を変えるという選択肢が選べるのなら、積極的にチャレンジしてみましょう。朝早い電車に変えてみる、在宅ワークで仕事ができないか相談してみる、車での通勤を申請してみる、などです。
心療内科、精神科医の実際
パニック障害の治療法は、主に薬物療法と精神療法とに分けられます。しかし、あなたが精神科医のホームページを見たのであればおわかりだと思いますが、殆どの精神科医では、手間がかかり面倒な精神療法は行われておらず、
「副作用も殆どないので、少しだけ出しておきますね」
と言われて、薬を処方されてしまうことが多いのが現実です。中には精神療法や、薬に頼らない生活指導を積極的に取り入れているお医者さんもいらっしゃいますが、その数は圧倒的に少なく、仮に見つけることができたとしても、それこそ予約を取るのが難しい状況です。
この、精神科から出される薬は、名称は様々ですが、機能的には抗精神病薬、抗うつ剤です。これらの投薬は対処療法ですので、あなたがパニック障害を起こしてしまう原因を、根本から取り除くものではありません。
そして重要なことを覚えておいて下さい。これらの薬は、基本的に麻薬と同じです。あなたの脳の中の状況を変えてしまう作用があります。
いくら弱いにしても強い中毒性があり、一度飲んだなら、飲まなければいられなくなります。それは一生続くかもしれません。
実際に、アメリカの薬物取締法には、「抗精神薬は麻薬と同じ」との記載があります。
どうして?
抗精神薬のマーケットは、薬の中でも世界一です。製薬会社、医者、行政、国、利益に目が眩んでいる状況が続いており、この状況は全く改善される余地がありません。
参考サイト ⇒ 精神科の真実
飲むとどうなる?
お医者さんから処方される薬ですが、これらの脳の働きを制御する薬はとても危険です。脳内で神経伝達物質のドーパミンを弱めることで、うつ病を発祥したり、最終的には自殺願望が強くなったりします。
日本は安全安心な国と思われていますし、私もそう思っていましたが、これはかなり危険な状況です。
肝心なことを言わない日本
私は日本人であり、東日本大震災の被災者です。原発がメルトダウンを起こし、上空に放射能が飛び交っていた際、何も知らずに食べ物を求めてスーパーに並んでいました。命に関わる大事なことなのに、国は何も教えてくれませんでした。
戦争時だってそうです。最後の最後まで、日本は自分の国の劣勢を伝えることはなく、突然戦争が終わりました。
実際に原発の経験があるので、私はこの事を強烈に感じています。国の情報は、肝心な際には全く役に立ちません。
大切なのは、自分で情報を収集することです。今回の場合なら、精神科医や抗精神薬、抗うつ剤に対する、正しい知識を持つことです。
再度のご案内ですが、お時間のあるときにでも、こちらのサイトをご覧になってみて下さい。この、精神科医から処方される薬が、とても危険なことがおわかりいただけると思います。
⇒ 精神科の真実
自己治癒力
私たちには本来、素晴らしい自己治癒力が備わっています。今回の状況でも同様です。私たちには脳内で麻薬を作る力が備わっています。適度な運動や健康的な食事、リラックスの習慣などは、健康的に毎日を生きることに役立ちます。同時に、エンドルフィンを活性化し、楽しいことを求めるようになります。この自己治癒力を信じましょう。
精神科医に行く前に
お医者さんにかかる前に、是非こちらの方法を試してみて下さい。人間が本来持っている力によって、あなたの電車でのパニック障害をケアする方法です。少しばかりの努力が必要になるかもしれませんが、終わりのない薬による対処療法に逃げるよりも、人間らしい方法です。是非一度ご覧下さい。