2017年冬、ラニーニャが来ています。寒さに注意しましょう。

今年は寒い

 11月に入ってから、日本列島で寒い日が続いています。久しぶりに感じる寒さに、これは何かおかしいと思い調べてみると、異常気象を引き起こす因子とも言える、ラニーニャ現象が、2017年の11月から起きているのですね。気象庁のHPにも書いてありますし、各テレビ局の気象予報士さんも盛んに「ラニーニャ現象」と言っているので、もうご存じの方も多いかもしれません。


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具体的に、ラニーニャって何ですか?

 ラニーニャとは、簡単に言えば、異常気象を引き起こす地球の状態とでも言えばいいでしょうか。具体的には、太平洋の赤道付近、ちょうど地球儀の真ん中あたりですね、ここの、日付変更線からアメリカ側、南米沿岸にかけての海水温が、何らかの因子によって低い状態を言います。この原因は何なのかは、解明されていません。そしてこの状態は、起こった年の様子を見る限り、しばらくの間、具体的には約一年以上続きます。ですから、ことしの冬は寒いのですね。海水温が低いことによって、地球上に様々な天候異変をもたらします。日本では、西高東低の、冬型の気圧配置が強まります。それによって、日本海側には積雪が多くなり、太平洋側の平野部でも、寒い日々が続いてしまう、ということになります。

一年を通じてみると

 冬が寒い一方で、夏は暑く、猛暑となる傾向があります。冬が寒い、夏は暑い、そして梅雨は短い傾向になりますので、水不足気味となります。今は冬ですので、寒さ対策が必須ですね。しばらくの間はこの状況が続くようですので、しっかりとした対策が必要です。特に、例年氷点下の気温に殆どならない地域の方の場合は、注意が必要です。

懸念事項いろいろ

 寒くなると、生活に支障を来たすものとして、私が経験上お伝えしたいのが、水道管の凍結です。私は東京出身で、現在は仙台に住んでいます。小さい頃は東京でも水道管が凍ったり、バケツに溜めておいた水が凍ったりしましたが、今はそれ程冷え込むことはないようです。しかし、氷点下になると、特にマイナス5度以下になると、水道管が凍結します。家の水が出なくなることを考えてみて下さい。困りますよね。対策としては、寒冷地では水抜きをしますが、関東や暖かい地域の方は、そのシステムが家に備わっていないかもしれません。水道の元栓を閉めたのち、家の中のどこかの水道をひねって水を出し切り、水道管の中の水を抜きます。夜中に何度もトイレに起きると、水がなくなりますので、注意が必要です。水を抜かなくとも、お風呂に水を溜めておくことで、仮に水道が出なくなっても対応できるでしょう。また、飲み水をペットボトルなどに汲んでおくことも対策となります。洗い物を減らすには、お皿にラップを敷いて食べると、お皿が汚れずに済みます。

路面の凍結に注意

 氷点下になると、結露と低温とで路面が凍結します。坂ではなくとも、通行時には充分に注意して下さい。歩きスマホや自転車スマホなどは厳禁です。滑って転んで、というだけでも、骨折レベルの怪我をすることがありますので、充分に、本当に注意して下さい。


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