2015年も半分程過ぎましたが、日本列島は猛暑の様相を呈しています。今日も真夏日、明日は夏日、そんな毎日が続いています。連日の暑さに参っている方も多いのではないでしょうか?
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この状況を覆し否定するかのように、2015年は冷夏になるという説があります。真偽のほどはいかがなものか、検証してみたいと思います。この2015年冷夏説の大きな要因となっているのが、5月に日本に接近した台風の数です。2015年5月は7つもの台風が日本に接近もしくは上陸しました。例年の5月の気候を思い出していただければわかると思いますが、この台風接近の数は普通ではありません。
過去の歴史を紐解いてみると、同じように5月に台風が多かった年があります。1965年は7個、1971年は9個でした。これらの年がどうだったのかを調べてみると、いずれの年も梅雨明けが遅く、冷夏となり、豪雨による災害が発生している、という特徴があります。2度ある事は、といいたくはありませんが、かなりの確率で同じようになると言われているのです。
絶対とは言い切れませんが、このことは気象学的にも説明が付きます。台風は水温が28度以上になると発生します。日本に影響を及ぼす台風は、地球の構造上時計と逆回りの左回転をしながら日本に近づいてきます。台風はそれ自体が莫大なエネルギーを持っています。日本に近づくと、渦の力で気圧配置が若干変わります。台風の通路には通常暑い夏をもたらす太平洋高気圧がありますが、渦の力を伴うエネルギーの塊、台風が通過する事により、この太平洋高気圧の位置が引っ張られる形となり、若干東側に寄ります。1つならまだしも、これが連続で、一か月に5個も来てしまった場合、日本列島の南側にある太平洋高気圧はその影響を受け、かなり東寄りにずれます。
梅雨明けは、日本の南にある太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げる形となった時に発表されます。ですが、今年は押し上げる力となる太平洋高気圧の位置が東寄りにずれてしまっているため、梅雨前線を押し上げることができない、あるいは、できても時期がかなり遅れることが予想されています。梅雨前線がいつまでも日本に停滞する可能性があります。梅雨明けが遅くなる、夏があまり暑くならない、雨がたくさん降る、などの気象状況が予想されています。
気象の予報に絶対はありませんが、過去の歴史から見ると、1965年や1971年のような気象状況になる可能性はあります。今からイメージトレーニングをして、非常持ち出し袋(アイリスオーヤマ 【体験者の声を活かした13アイテム】 はっ水加工済 避難リュックセットJTR-10J)など、備えられるものはきちんと身の回りに備えておくようにしたいものですね。
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