猫が死んでしまった時にやるべきこと。つい先日、我が家の猫が17歳で亡くなりました。わかってはいたものの、ペットを亡くすととても悲しい気持ちになります。時間が解決してくれるとはいえ、かなりの期間、人間も精神的なストレスを感じ続けることになります。猫に限ったことではありません、家族同様のペット全般、亡くなってしまった時にやるべきことをご紹介します。
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前兆があるなら
我が家の猫は、腎臓病で薬を飲み続けていましたが、だんだんと弱って行き、食が細くなってしまいました。病院でクスリを処方されていましたが、最後は可哀想なので投薬も中止し、逝くまで最善を尽くしてあげることにしました。このように前兆がある場合は、精一杯の努力をペットに対してしてあげましょう。私たち夫婦はかなりのショックを受けたにもかかわらず、比較的重篤な精神的症状にはならなかったのですが、今になって思い出してみると、この時に一生懸命に、今できることを全てしてあげたことがよかったのだと思っています。最後の最後はエサも殆ど食べなくなり、歩くのもやっとで、粗相を繰り返すようになってしまいましたが、今までお世話になってきたことを思い出して、感謝をしながら、精一杯に、今してあげられることを全てしてあげました。
逝ってしまったら
前兆がある場合はまだしも、怪我などの場合、その日は突然にやってきます。私たちも最後はとても辛かったです。妻が声をかけ、反応があるのを確認して寝たのですが、その後1時間位の間に逝ってしまいました。動物は逝く時、最後まで飼い主を見ています。我が家の猫も目を開けて逝ってしまいました。逝ってしまうと死後の硬直がはじまります。できるなら口や肛門などに詰め物をしてあげて下さい。目は立ち会えた場合には閉じることができますが、私たちは逝くその時に立ち会えませんでしたので、目は最後まで開いたままでした。時期にもよりますが、遺体はできれば箱などに入れ、お腹の辺りには保冷剤を入れて上げると痛みも少なくて済みます。
遺体の処理は?
私たちが困ったのは、猫の遺体をどのような方法で火葬するかでした。容態が怪しくなってきたと同時に、私も妻もネットで同じことを調べていました。猫の場合は、おおよそ2万円程で、出張の火葬をしてくれる業者が結構あります。大抵は24時間受付、年中無休で営業されていることが多いようです。また、各地方自治体にもペットを火葬する部署があります。こちらはあくまでも廃棄される「ごみ」と同じ扱いになりますので、扱いに関しては冷淡なもの、機械的な事務的な処理となります。私たちは地元から少し離れたところにある、良心的な業者を見つけることができ、そこにお願いすることになりました。亡くなった日の朝7時に電話して、翌日の午後5時半にお願いすることができました。料金は、簡単なお別れの儀式込み、焼却炉の中にはお花も入れることができる、ということでも、1万円と、経済的にもかなり助かりました。これは商売としてあり得ない価格です。通常、公共の施設で5千円程、一般の業者では2万円が相場だと思います。まだ、元気なうちにこんな事を調べるのは忍びないですが、必ず降りかかってくる問題ですので、あらかじめ調べておいた方がいいでしょう。ちなみに出張火葬の場合、大型犬は断られる場合が殆どです。私のお世話になった所では、蛇や金魚までも火葬してくれるという、アットホームでなおかつ技術のある所でしたので、大変助かりました。骨壺に入れて骨を持ち帰りましたが、1万3千円程度で済みました。繰り返しになりますが、この方は利益を追求しない感じのとてもいい方で、こちらも申し訳ない気持ちになるほどの価格設定とサービスでした。
感じた事いろいろ
ペットが亡くなると、誰もがショック状態になります。妻などは号泣し、今でも猫の毛が出てきたり、爪の鞘を見つけたり、以前遊んでいたおもちゃを処分しようと手に取ったりしたときに、猫のことを思い出して涙しています。かなり精神的に辛い思いをした私たち夫婦ですが、実際に火葬をして、骨になって家に帰ってくると、かなり気持ちが楽になりました。辛いのは誰もが同じです。大切なのは、まだ健在でいるうちに精一杯のお世話をしてあげること、そして、残念ながら亡くなってしまったなら、粛々と火葬に向けての段取りを進めて、それほど遅くならないうちに骨にしてあげることです。遺体のままで箱に入っている状態だと、なかなか気持ちが落ち着きませんが、骨になって骨壺に入って戻ってくると、かなり精神的にも楽になります。私たちは昨日、骨壺を受け取り、今朝、妻が仏壇をオーダーしてくれました。こちらのお店の商品はとてもおしゃれで、かわいくて、妻も私も気に入っています。
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